ニーズ・ミライ研究所では、ニーズを収集 & 分析するための手段として、当Webサイト(以下、ニーズプラットフォーム) だけでなく、Twitterを用いたニーズ分析(以下、Twitterマーケティング)にも挑戦している。
試行錯誤を重ねる上でTwitterマーケティングの難しさを感じる場面が多々あったため、本記事にて課題と今後について紹介する。
Twitterマーケティングの手順
ニーズ・ミライ研究所では、大まかに下記の手順にてニーズ分析を実施している。
- Twitterにて「苦しい」や「つらい」などのニーズに繋がりそうなワードでTweetを抽出する
- 抽出データからニーズには直接関係ないTweetを除去し、カテゴリ別に分類する
- 各カテゴリの占める割合や過去データとの比較から、ニーズの傾向を分析する (図1)
しかし、これらの手順を実践してみると思うように進まない点が多く、Twitterマーケティングを本格化する上での大きな課題となっている。
Twitterマーケティングにおける課題
Twitterマーケティングにおいて直面した課題は下記の通りである。
- 抽出したTweetにおける関係ない内容(広告や作品内の話など)が多岐にわたり、ニーズに直結する情報か否かを自動で判別することが難しい
- 関係ないTweetの方が圧倒的に多いため、これらを除去するとTweet数が激減しサンプル数が不足しがちになる
- 万人の悩みである病気に関するニーズからニッチなニーズまで様々なニーズが存在するため、カテゴライズが難しいケースがある
Twitterマーケティングの今後
ニーズ・ミライ研究所では、Twitterマーケティング手法の確立を目標の1つにしているが、上記の課題(特に課題1)を解決しない限り、手法の確立は困難と考えている。 有意な分析結果を出すためにはニーズに直結するTweetを一定数収集する必要があるが、関係ないTweetを除去する過程でこれらのTweetの何十倍~何百倍ものTweetを精査しなくてはならない。したがって、手動でTweetを選別すると膨大な時間がかかることになるため、非常に困難と言える。
上記の課題を解決すべく、ニーズプラットフォームによるニーズ収集の傍ら、今後もTwitterマーケティング手法の確立に向けて試行錯誤を続けていく予定である。
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