私は令和の時代にはこれまで以上に文章力が求められると感じている。令和の時代には、ITの台頭により文章を書く機会が増えると予想するからだ。
この記事では、令和の時代に①文章を書く機会が増えている理由②そこで求められる文章力、について論じてみたい。
①文章を書く機会が増えている理由:IT化
文章を書く機会が増える理由、それは簡単に文章を書けるようになったからではないだろうか?背景には、IT化の推進がある。IT化により、今はスマホやPCで簡単に文章が書けるようになった。
文章環境におけるIT化
文章環境におけるIT化の要素を3つ挙げてみよう。
- 様々なハードから、文章作成→公開ができるようになったこと
(PC・スマホで文章作成し、そのまま公開) - 文章訂正が簡単になったこと
(一度投稿した文章でも、編集ができる) - 文章へのフィードバックが容易になったこと
(アプリ上の「コメント」機能などでフィードバックができる)
文章を読み書きする「コスト」
文章を読み書きする「コスト」を、以下のように定義する。
文章を読み書きする「コスト」:文章の読み書きのために必要な環境・準備・エネルギー
この定義に基づけば、スマホで文章を書くことができる令和の時代は、以前に比べて「コスト」が低下したと結論付けることができるだろう。これにより、文章を書く機会が増えていると考えている。
②求められる文章力:低コストで読めること
「低コスト」:何を考えずに頭に入ってくること
文章を書くことの「コスト」が低下したため、世の中には多くの文章があふれることになる。そのため、読者は多くの文章に触れることになる。
だからこそ、読者は難しい文章など読まない。何も考えずに頭に入ってくるような文章しか読まれなくなるわけである。この「何も考えずに頭に入ってくること」こそ、文章を読むことにおける「低コスト」の正体である。
「低コスト」で読める文章の3つの要素
「低コスト」で読める文章も、細分化すると以下の3つになる。
- 専門のバックグラウンドを持っていなくても、理解ができる文章
→本題に入る前に、前提知識を整理してくれる文章 - 結論に至る論理が明快な文章
→読んでいるだけで、論理の流れが理解できてしまう文章 - 余計な情報が少ない文章
→不要な言葉をそぎ落とした文章
上記の具体的な観点を意識することで、自分の文章を読む「コスト」を想像してみてはどうだろうか?
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